オランダでのベジタリアン生活
当時私はオランダ人と結婚しアムステルダムに住んでいました。
ベジタリアンに不足する栄養素ビタミンB12は植物性サプリメントで補います。
最初のうちはたまごとミルクも摂取していたんですが、だんだんとヴィーガン(完全ベジタリアン)になり、最後には革製のベルトや靴もやめ生活のすべてのものが非動物性のものに変わっていきました。
うまれてくる子供は完全なヴィーガンとして育てることになっていました。
当時それがそんなに大変なこととは思わなかったのです。
オランダにいたので動物プロダクトを避けるのはさほど苦労はしませんでした。
ほとんどのレストランにはベジ用のメニューがありましたから。
悲しかったのは私の母親が日本から送ってくる食材のほとんどを元夫が目の前でゴミ箱に捨てるとき。
おいしいのを作って食べさせてあげてね、という手紙とともに送られたカレーやシチューのルー、乾燥ラーメンなどほとんどの食材は捨てられました。。
こっそり拾って日本人の知り合いにあげようとして大ゲンカになったこともありました。
私はヴィーガンの趣旨をわかっていなかったようです。
コスメもアニマルフリーのもの、だから必然的にボディショップのものになりました。
日本の資生堂やコーセーなどほとんどの会社は動物実験をしているので使いません。
だから私の顔は黒かったです。ボディショップに私にあうファンデの色がなかったから。
ベジタリアンだからといって生野菜ばかりを食べるのではありませんよ。
ただ動物を食べないだけ。
肉や魚ダシの入った調味料で味を調えることが多かった日本食に慣れていた私は最初はとても苦労しました。
おいしくないんです。。。
私はしいたけからとったダシや昆布だし、醤油、オリーブオイルを駆使し日々野菜と格闘。おかげでベジタリアンディッシュの製作が向上しました。
元夫は味は気にしません。まったく気にしないんです。
「味」というものがどういうものかを知らないようでした。
何を出してもベジタリアン食ならペロッと平らげます。皿まで舐めます。
しかも完食!早いです。時間をかけて作った料理も2分で平らげます。
犬に習ったというこの食べ方は
「早く食べるともっともらえる♡」ということだそうです。
テレビでもよく屠殺される牛や豚の番組をやってたなあ、
日本でも流されればベジタリアンが増えるんじゃないかと思いました。
涙を流しながら屠殺場に連れていかれる動物たち、ベルトコンベア式に否応なしに歩かされ電気ショックで気絶させられあっという間に解体される動物たちは
見るに堪えません。でも知っておく価値はあると思いましたが、正直いまだに複雑な心境です。
ベジタリアンの人は穏やかな人が多いと勝手に思っていたのですが、
アングリーヴィーガン(怒れる菜食主義者)も結構いるようです。
私の元夫もそうでした。
穏やかな見た目、穏やかな声をしていましたがいつも怒ってた。
彼が行くところいつもトラブルが起きるの。。
クレイジーな気難しい人間として最初からふるまえば
だいたいの相手は要件を飲む、と。だから自分の行動は適切だ。と。
ふう~
私、だんだん嫌になってきました。
疲れてきました。
現在私は離婚し娘と日本にいます。
もうベジタリアンではありませんが時々考えさせられます。
4年前のぴよこさんと娘とほうすけ。黄色いインコのぴよこさん、現在は歌のレパートリー増えてます。😊 pic.twitter.com/Sh482ePY27
— ほうすけぽん (@usagihousuke) 2019年1月5日